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お互いの気持ちを知った斑とすばるの日常が描かれています。
母親のためを思って大学にはいかずに働こうと思っていた斑は
すばるの「ママはオヤジがいるから大丈夫。一緒に大学に行こう」
という言葉に動かされすばると大学を目指します。
コミックの原作では、外伝という形で描かれていたのが時系列で
編集されているので読みやすいけれど、話がとぎれとぎれにはなってます。
見事愛の力で合格し4月からは一緒に住むはずの2人にもの凄い悲劇が待ってます。
数年後の現実を生きる斑と、その斑のふとした表情や心理描写から
彼の気持ちが痛いほど伝わってくるので読んでても非常に切ないです。
ただ、救いなのは、完全版ということで最後に小説という形で
すばるを失った後の斑が描かれてお!り、少し前向きな感じで終わっていることです。
その他、外伝という形で、すばるが斑をどう思っていたか、
試験の終わった夜に見ている夢が収録されてます。
人を好きになることのとまどいや喜び。
それに加えて失うことのつらさなど。
物悲しい気持ちになるものの非常にいい話だと思います。

ばらばらに連載されてたラストの方の話が連載順ではなくストーリー順にまとめられていて読みやすかった。
衝撃のラストは相変わらずだったけど。。