渋井真帆の夢をかなえる女になれる本―お金に愛され、やりがいのある仕事を手にいれる「幸運の法則」
現実を見つめる目 |
決算書の本が秀逸だったので、この手の本は普段読まないのですが、著者がどんな方なのだろうかと読んでみました。
ところどころに光るところはありますが、決算書本ほどではないのは、エッセイという形態のせいか、私が男性だからでしょうか。
ただ、「作業人」と「仕事人」の話は、男性中心の企業社会から見れば当たり前の事ですが、「作業人」として育て上げられてきた人が多い女性にとって、ここまでハッキリと現実を突きつけられるのは厳しい話なのではないでしょうか。逆にそんな話をしっかり伝えようとしているところが、女性たちに支持されている理由かも知れませんが。
恋愛の本? |
金融関係でよく名前を見かける女性なので、てっきりそっちの話が中心かと思っていたら、これは恋愛の本?と思わせるような感じの内容でした。
内容は、仕事・恋愛&結婚、おしゃれといった3本タテで、著者の意見を述べているというエッセイ的な本かな?
でも、この方、旦那さまより収入が多くて、夢をかなえたのは自己満足?って思う部分もあった。仕事の部分をもっと深く語って欲しかったと思って、星3つ。
期待ほどではなかったかな・・・ |
女としても幸せは何かを言いたいのであろうけど、ちょっと期待はずれかな。まぁ、一人の女の生き方で、渋井ファンにはたまらないのかも。私もこうなりた〜いという女性は少なくないかも。ちょっと自慢じみているところが鼻についた。
渋井真帆氏初体験の女性へ |
渋井真帆氏のセミナーを受講して以来、彼女の大ファンになった私ですので、かつて聞いたような話がこの本には書かれてありました。ですから、良い復習になりましたが、正直新鮮さと驚きはあまりありませんでした。
但し、渋井さんの塾に未だ潜入したことのない女性、著書を一冊も読んだことのない女性は、きっとハマること間違いナシです!!
かねてから彼女のセミナーでは、本題であるビジネスの話を盛り上げるため、ありとあらゆる面白いネタや女性として生きる知恵・哲学が散りばめられていて、なんて楽しいんだろ? もう2時間? もっともっと話を聞きたい! と心から感じた記憶があります。そういう部分のエッセンスが凝縮されている本がこの本です。
中でも渋井さんご自身が香水販売員時代に培った香水にまつわる知識は、興味深かったです。それこそが、渋井さんが提唱している、自分の経験こそが自分らしさの付加価値になるんだから大切に、と励まして下さっている実例だなあと思いました。
読了後は、「私は私らしく自信を持って、でも努力を怠らず夢に向かって楽しく生きていこう!」とまた元気をもらってしまいました。渋井さん、毎度ありがとうございます。
面白ろかったですが、前作とのギャップありますね。 |
タイトルが「夢をかなえる」、「幸運の法則」という今巷に溢れて
いるお手軽成功哲学系を渋井さんはどうのような角度からかかれている
かとても興味があり、拝読いたしました。
本全体は軽快でテンポよく書かれていたので、楽しく一気に読めました。
とても鋭いツッコミがあるし、笑ってしまう場面も。
でも「稼ぎ力ルネッサンス」の方が、「夢をかなえる」「幸運の法則」
があてはまるかなと思います。
最近の読者は、お手軽なものより、心にグっとくるほうがウケがいいの
かなと感じています。